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　ふと「あ、不思議のダンジョン系ゲームやりたいな」って思ったので、
近年出たゲームを探してみたら

ありました。面白そうな不思議のダンジョンが！

というわけで不思議の幻想郷TODRについての記事です。



　まず、これは「不思議のダンジョン系」の「東方ゲー」です。
一応解説すると、

　不思議のダンジョンとは「トルネコの大冒険 不思議のダンジョン」というゲームから始まった
ゲームジャンルで、深い迷宮に潜って貴重なアイテムを持ち帰ったり、謎を解き明かしたり、
ひいては果てしない危険なダンジョンに潜るということ自体を楽しむゲームです。


　東方というのは、簡単に言うと元は「東方project」というシューティングゲームのことです。
人間と妖怪や神の存在する世界観と、多種多様な個性的なキャラクターが特徴です、
あと弾幕も。

製作者の方が寛大にもこの世界観やキャラ等の設定をある程度自由に使っていいよ、と
許可してくれているので、これらの設定を借りて
作られたゲームを「東方ゲー」と言ったりします。要は二次創作の一種ですね。


　東方を知らない人でも、「博麗霊夢」が主人公で、登場人物は全部顔見知り、そして
一人につきひとつ、何らかの個性的な能力を持っている、程度に覚えておけば
あとは公式を見るだけでもわりと理解できると思います。



　さて！私は実は東方の2次創作ゲームはちょいちょいプレイしているのですが、
何気にすごい良作が混じっていたりするんですよね。
この作品もそうでした！

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　基本的なシステムは不思議のダンジョン系、共通のものです。
つまり見下ろし型視点でキャラを動かし、罠を避けてアイテムを集めつつ敵を倒して進み、
最深部を目指すというものです。

この基本的な部分だけでも移動やUI操作の快適さ、テキストの作り込みから
完成度の高さを伺えますが、そこへさらに個性が光ります。






　ゲームを進めると、プレイヤーキャラと、冒険へと連れていけるパートナーキャラが
選べるのですが、多種多様なキャラがいるだけあってこのタイプのゲームにしては
選べるキャラが非常に数が多いです。

DLCなしでもプレイヤーは6人、パートナーは15人の中から選べます。
キャラが違えば性能も僅かに違いますし、後述する「弾幕」や「スペカ」の性能も違います。
プレイヤーとパートナーの組み合わせを模索するのも楽しめました。


　原作がシューティングゲームだけあって、
このゲームでも、気軽にプレイヤーが遠距離攻撃を放つことが可能です。

「弾幕」と呼ばれるシステムで、Pマークで表示されているポイントを消費することで
弾幕を撃つことが出来ます。

弾幕は各プレイヤーキャラにつき4種類あって

霊夢で言えば、射程10マスの基本弾幕、射程無限で貫通する針、
3方向3マス先へ同時に攻撃できる札、全周囲8方向へ同時攻撃できる結界と使えます。

キャラによっては自分を大幅に強化したり、ガードした上で反撃したりする弾幕なんかも。
無制限にとはいきませんが、重いものでもないのでガンガン使って
道を作っていくことができます！


　そしてそして、原作でスペルカード、通称「スペカ」と呼ばれる大技も使えます！
専用のアイテムを消費することで発動し、衝撃の部屋全体攻撃や、
自身の周囲に大ダメージを与えたりと文字通りの切り札になり得ます。

ここらへんの自力でとれる攻撃手段の豊富さが最大の特徴かもしれません。





　これだけプレイヤーが強力な攻撃の数々を使えちゃうと、
バランスが簡単になりすぎちゃうんじゃないの？と思われるかもしれませんが……。

そう、これは東方なので、敵キャラにも個性的な能力があります。種類もめっちゃ多いです。
なので心配ご無用、ヤバイ強さの敵やとんでもない条件のダンジョンは存在するので、
安心して高難易度を求めるユーザーも楽めるでしょう！



　不思議のダンジョンといえば、「合成」システムはもはや切っても切り離せないでしょう。
今作にも当然のようにあります。すさまじい深みと共に。


　実は装備にもレベルが存在し、敵を倒していくと成長していきます。
レベルの上昇とともに性能だけでなく外見も強く凶悪になる物も多いです。
使い込むと見た目にも変化があって先が楽しみになります。

合成するとこの装備レベルを引き継げる他、
装備を鍛冶屋で鍛えることでつく、強化値も合計される…というのはよくあるシステムですね。


　このゲームはこれだけでなく、「錬成」もあります。
特定の素材と、鍛えられた装備を材料にさらにレアな装備を生み出すシステムです。
これがまたすごい数が存在するため、錬成表を埋めるだけでも相当プレイできるでしょう。


　そして、その先の果てしない「融合」こそが今作最大のやりこみ要素と言えます。
装備のレベルを最大にした後、最大まで鍛えた装備をさらに強くできるのがこの融合です。
いったいどこまで強化できるのか……。満足するまで突っ走りましょう。


まぁ、持ち込み不可の高難度ダンジョンも当然あるので、
常に鍛えた装備を使えるわけではありませんが。

それを無視して装備を鍛え続けるプレイもありっちゃありです！
鍛えた装備で俺TUEEEEEするもよし、持ち込み不可ダンジョンで己の知恵と運を試すもよし。
長くいろんなプレイをすることができますよ！

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　このように、弾幕とスペカ、各種合成などを駆使し、
強力で個性的な能力を持つ敵のひしめく迷宮を突破していく
やりごたえのある作品だと思います。

最初は、大規模な、メインストーリーとも言えるひとつのダンジョンを徐々に攻略していく
初代トルネコ型っぽいゲームかな？と思ったらわあびっくり、凄まじい数の
小～大規模ダンジョンがサイドストーリーとして出てきます。

値段の数倍楽しめること請け合いです！


これだけ不思議のダンジョンにシステムを追加しておきながら、なお「不思議のダンジョン」
の感覚でプレイできるのはスゴイことだと思います。
百聞は一見に如かず、興味が出たらぜひ一度プレイしてみてください。

トルネコの新作が出なくて嘆いているそこのアナタへこそオススメです！



　ちなみに東方の2次創作ゲーで言えば、
他には東方の迷宮2がオススメです。完成していませんが
フリーゲームなら東方彩幻想がすごいです。
たまーに東方系のゲームが無性にやりたくなるときがあります。


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